公道は本来、無料であるべきである。料金をとるためには、料金所や係員などのコストがかかるが、このコストは完全な無駄である。
建設費を料金で償却しようとする考えは間違っている。建設費は、ガソリン税などコストのかからない方法で償却すれば良いのである。受益者負担というが、これもガソリン税で負担させれば良い。高速道路を有料にすることが許されるのは、渋滞を防ぐためにということだけが大義名分になる。
今の料金でも渋滞が起きているときは、渋滞がなくなるまで値上げするべきである。無料でもほとんど渋滞が起きない高速道路は当然無料にしなくてはならない。
建設費を料金で償却しようとする間違った考え方のために、折角作った高速道路にほとんど車が通らないものが至る所にある。民主党は、一部の高速道路を無料化しようとしているが、これは非常に良いことであり、無料高速道路をもっともっと増やすべきである。
今年卒業する高校生の就職難は過去最悪で30%以上がまだ内定をとれていない。
大学にいかないのは、働かなくては生きて行けないからだのに、就職できないのは悲惨であり、胸がいたむ。頑張って内定をとった子もいるのだから、内定をとれないのは怠けていたからだ、というのは酷であり、求人の絶対数が少ないのだからどうしようもない。
なにしろ、リ-マンショックで需要が激減し、生産能力に対して40兆円ほど需要が不足している。企業は、あまりに物が売れないので、萎縮し、最低限の求人しかしないのである。政府が日銀引き受けの赤字国債を40兆円増発して、どんどん公共事業をやるしか解決法はない。
特権階級が、甘い汁を吸うためにやる公共事業は、たしかに無駄が多いが、必要な公共事業はいくらでもある。例えばオンボロ校舎を建て替えればこれは、子孫にプラスのつけを廻すことになる。涙と共にパンを食べたことがなければ人生は語れないというが赤字国債は子孫につけを廻すとか、寝ぼけたことを言うのは苦労知らずのバカ者であり、このバカ者があまりにも多い。
今、現在、何百万人の人が悲惨な目にあっているのに、子孫がどうのこうのと言うのは全くのボケナスである。
外国から借金をすればたしかに子孫につけを残すが、国内でのやりとりは子孫とは何の関係もない、事実は、借金を引いた対外純資産は100兆円ほどもあり、個人の金融資産約1400兆円と合わせて、充分な資産を子孫に残すことになっている。現在の日本の閉塞状態は、このバカ者たちがつくり出しているのである。
中国、インド、中東産油国などが、来るべき食糧危機に備え、ウクライナ、アフリカなどに農業用地を確保しておこうとする動きがある。日本も遅ればせながら、これに参入しようとしている、と聞いて、おかしいな、と思った。
外国に農地を持っていても、いざという場合には、その国は輸出禁止をするから、日本の安全保障にはならないからである。しかし、よく考えて見ると、外国に農地を確保しておけば、食糧危機が発生したとき、高い値段で、農産物が売れるから、大儲けができる。自国の安全保障のためではなく、単なる金儲けが目的なのだと考えれば、辻褄が合う。
所詮、食糧の安全保障のためには自国内で準備を整えるしかないのである。そのためには前にも書いたが飼料米を大増産しアメリカから、トウモロコシの輸入を止めるのが良策である。これで日本の食糧自給率は100%に近くなる。高額の補助金を出して、飼料米を作り、アメリカのトウモロコシを駆逐するのはけしからん、とアメリカは文句を言えない。何故なら、アメリカでトウモロコシが不足したときは、輸出禁止にするのをためらわないのだから、日本は自衛上そのときに備えるのは当然の権利だからである。