消費税
今般、中谷巌先生から、消費税を20%にして、その代わりに1人当たり40万円の還付金を支給する提案があった。
年収200万円で4人の子供をかかえて困窮している夫婦がいたとする。
そこへ、40万×6=240万円の還付金が貰えたら、年収440万円となり、
440×20%=88万円の消費税を負担しても、人間らしい生活が出来るようになる。
これは名案ではないか?
ところがあるテレビの討論会で中谷さんの提案が話題になったとき、ある女性評論家が、「消費税20%など、貧乏人は死ねというのですか」と
金切り声を上げたのにはあっけにとられた。日本人の多くが消費税恐怖症にかかっていて、「消費税」と聞いただけでカッとなり、あとの言葉が聞こえなくなるらしい。
一人当たり40万円の給付には約50兆円かかる。しかし20%の消費税の税収はそれよりはるかに大きいから、財源の心配はない。
ところで、18年前、僕は「純粋税制批判」を出版し、中谷さんにも贈呈した。
その本の中に、中谷提案と同様なことを書いてあるが、先生の本の中には、それについて、全く言及がないのは、いささか不満である。